まず、開校日を決めよう

学習塾を開校しようと決意し、作りたい塾のコンセプトも決まり、具体的に加盟するフランチャイズ本部を絞るところまで漕ぎ着けました。 開業資金の目途も立ち、いよいよフランチャイズ本部と正式な契約の段階になりました。 しかしながら、実際のフランチャイズ契約の締結の段階になった時点で、決定しておくべき事項があります。

それは、あなたの教室の開校予定日です。

と言うのも、今後、具体的に準備を始めるにあたっては、ターゲットとなる開校日が決まっていないと物事が進んでいかないフェーズに入ったからです。

具体的に説明しましょう。

例えば、 ・具体的な事業計画が作成出来ない ※売上見込みが立つ時期が分からない ・資金計画、借入の返済計画が立てられない ・物件探し ※教室の賃貸借契約の開始期間が分からない ・講師等の採用活動 ※何時から働いてもらうのかが分からない ・生徒の募集活動が行えないので、集客ツールやWEB等の作成が出来ない ・集客タイミング、マーケティングの方針が固まらない  ※例えば、集客力のあるタイミング(春、新学期開始前後、夏休み、冬休み、受験期)   に合わせての活動の目途が立たない。 ・教室設備等の、発注、準備が出来ない ※納期、必要な設備が分からない、そもそも物件も決められない

など、開校日が決まっていないことは、今後の教室作りをしていく上でのボトルネックになってしまいます。

だからこそ、加盟するフランチャイズが決定したら開校時期を具体的に決める必要があるのです。 もし、開校日を具体的に設定する事が困難であれば、仮の日程を設定する等して、準備が出来るようにしましょう。

それでは、学習塾は開業のタイミングはいつが頃が望ましいのでしょうか。

結論としては、集客し易いタイミングです。

そして、そのタイミングに合わせて、事前に募集活動を始めるのです。 統計上、最も入塾者が増えるのは春の新学期と夏休みですから、その頃には授業を行える様に、2か月程度前の2月や6月頃に設定している場合が多いようです。

この辺りは、本部に相談しつつ、決定していく事が望ましいでしょう。

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