ハウスクリーニング技能士はどんな資格?

ハウスクリーニング技能士は公益社団法人全国ハウスクリーニング協会が実施している国家資格です。 平成22年12月がハウスクリーニングが検定職種に追加された後、平成24年4月に公益社団法人全国ハウスクリーニング協会が厚生労働省よりハウスクリーング職種の技能検定を行う指定試験機関に指定されました。 まだ歴史が新しい国家資格ですが、ここ近年ハウスクリーニングの需要が伸びているため、ハウスクリーニング技能士の需要も増えていくと予想されます。

ハウスクリーニング技能士は単一等級なので1級や2級といった等級がありません。 試験は学科試験と実技試験が実施され、学科試験は全50問、実技試験は7つの課題が実施されます。 学科試験は満点(50点)のうち60%以上得点することが合格ラインとなっており、実技試験は7つ全ての課題で60%以上の得点を獲得する必要があります。 課題のどれかひとつでも60%以下だと不合格となります。

実技試験の7つの課題はレンジフードの洗浄、ダイニングチェア(ウール素材)、クリーニングステンレスの油汚れ落とし、五徳の汚れ落とし、ビニルクロスの汚れ落とし、磁器タイルの汚れ落とし、フローリング床のキズ補修となっています。 五徳というのはガスコンロの鉄の部分(やかんや鍋を置く場所)を指します。 各課題は標準時間と打ち切り時間があり、打ち切り時間を過ぎると失格となるので注意しましょう。

ここ最近ハウスクリーニングフランチャイズ事業者が増えてきており、リーズナブルな料金でハウスクリーニングを依頼できるので利用者が増加しています。 ハウスクリーニングで開業するのに資格は必要ないため、フランチャイズの中では比較的簡単に開業できる部類に入ります。 ハウスクリーニング技能士の資格を持っていなくても開業はできますが、今後資格が必要になる可能性もないとは言い切れません。 資格を取得することで事業者としての信頼度が上がりますので、取得しておいた方が事業にプラスになることでしょう。

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