フランチャイズにエリアや立地の影響はある?

不景気が長く続いてきた経済界の中でも独立開業関連で特に人気のある形態が、無店舗経営ができる業種のフランチャイズ起業です。 顧客へ出向いて修理するというかたちは、住居を事務所にしてしまえば店舗を持っていなくても開業することができるため、大きなメリットになります。

仕事道具さえあれば、即独立することができるという最短・最安独立が魅力です。 今やリペア業界は幅広く、バッグやソファに革靴などといった革製品のリペアから床柱の修復や襖や障子の張り替えなどのハウスリペア、中古車販売業者から依頼される車修理、最近はパソコン修理、iPhone専門のリペアなどといった多くの分野があります。

ただ実際にリペア業を経営してみると、営業力という問題もあります。 技術はあっても営業力がなくて顧客を増やすことができないということはあり、フランチャイズ本部でも悩みとして相談、指導の件数がもっとも多くなっています。

立地条件もオーナーの能力にかかわらず、営業利益に多大な影響を及ぼすものです。 顧客に呼ばれたときには出張するというスタイルになりますが、フランチャイズ企業では方針として、ひとつのエリアに1社といったように同業での競争を避けている場合が多くあります。

そうなると、希望する地域で開業することができない可能性もありますから、資料請求して相談するときにはまず、どこで開業することができるのかについてしっかり確認しておくことが必要です。 また、将来的にはフランチャイズから抜けて完全独立を視野に入れているオーナーもいます。

その場合には、加盟する前から契約条項などをこまかくチェックしておいて、地元で息の長い経営をすることができるかどうかも見ておくことが大切です。 何といってもフランチャイズで起業するいちばんのメリットは、経営方法をすべて学びながら実践することができるというところです。

既存店も訪問して物件の様子や近隣との関係、交通も含めた商圏として市場にマッチしているかどうかをチェックすると、将来的な予想としても実感されるデータになります。

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