九州における副業事情

九州の産業における地域性として、通信販売業が活発になっています。 各種メーカーや小売店においてもインターネット販売は主要な販売形態となっていて、一般企業でも代理店を募って主力商品の販売にあたってもらうという戦略が珍しくありません。

こういったインターネット経由での代理店ビジネスは、パソコン環境さえあれば取り組むことができるものであるため、サラリーマンや主婦などの副業としても人気を博しています。 九州全域で見ると飲食店チェーンでフランチャイズオーナーを求めている企業が多く、特に佐賀県や鹿児島県で関連する募集が活発になっています。

古くから現役大学生らが活躍してきた家庭教師や学習塾といった仕事についてもIT化が進んでいて、今では学歴を持って卒業したOBやOGが副業として教壇に立つ場面も増えてきているほか、WEB講師というかたちで自宅などから直接勉強を教えるというケースもあります。 家庭教師については単価が高いということも知られていて、時給相当で1,000円程度から8,000円ほどにまでなる場合もあります。

コンビニエンスストアにもやはり一定の需要があり、リタイア後の高齢者もオーナーとして新規にフランチャイズへ加盟する事例は珍しくありません。 地域別ですと、やはり九州の中心地域となっている福岡県で副業にかかわるビジネスが多く見られていて熊本県、佐賀県、鹿児島県も比率としては近いものがあります。

人口比率からすると、佐賀が上位になっていることには不思議なところもありますが、飲食店業界の活況が県全体の底上げにもつながっています。 もっとも少ないのは沖縄であり、これは離島が多いといった立地条件上やむを得ないところもあります。

インターネットビジネスについてはこの限りではなく、場所を問いません。 そのほかテレマーケティングの電話営業について法人が代理店となっている場合も多く、本業とは別に専門の部署を設けて事業展開をしているケースもあります。

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