九州における状況

リペア・修理ビジネスについて、九州においては各県で、「まちの修理屋さん」が設けられています。 「まちの修理屋さん」事業は2013年度から実施されていて、7つの県が実施しています。

壊れたものを捨てず、修理して長く使ってもらおうということが目的です。 もうひとつ、ゴミを削減するということも目的になっています。

時計店や革専門店、メガネ店、自転車、衣類、楽器、傘、電池交換、財布、中には「おもちゃの病院」までもがあるのです。 九州では、一般的なリペア・修理の範囲が幅広くなっています。

大抵であれば自動車やカバンなどの部品が一般的であるのですが、九州においてはひとつの物を多方面にリサイクルしていき、長く使ってもらうためにビジネスが動いているのです。 大切なものだから、使って捨てるという生活ではもったいないということがまさに合います。

これに関して、環境には「5R」というものがあります。 まずは「リデュース」、ゴミを減らすことであり「リユース」は再利用、不要品は使わないという意味です。

「リサイクル」は再資源化で、「リペア」とは修理して長持ちさせることをあらわします。 そういったことで九州はひとつになって、「まちの修理屋さん」の事業へ乗り込んているのです。

住宅を例に挙げると、傷つけてしまった住まいにもリペア・修理ビジネスが役に立ちます。 たとえば玄関に大きな傷をつけてしまったということがあっても、場合によっては部品交換で済み、低料金で済みます。

個人でリペア・修理ビジネスをしているところもありますが、「まちの修理屋さん」に加入しているお店ですと、気楽に利用することができます。 使い捨ての時代ということも定着していましたが、リペア・修理ビジネスが動き出して長く使っていくということが改めて注目されています。

物にも愛着を持つべき時代であり、使うことができなくなったとしてゴミとして処分することは本当にもったいないのです。

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