代理店にかかる初期費用

通常、あらたに会社を興したり新規事業を立ち上げたりするにあたっては、いくつかの方法からどれかを選択することになります。 そのうち自分で商品やサービスを開発してビジネスを始める道は、もっとも過酷なものであるともいうことができます。

最近多くの企業で活発に展開しているものが、フランチャイズや代理店事業です。 フランチャイズはすでに存在しているビジネスへ参加して事業を行うものであり、決められているルールに沿ったかたちで事業を行わなければならず、その代わりにサポートも手厚いものになっています。

一定程度の高額な資本が、必要とされます。 代理店についてもすでに存在しているビジネスへ参加して事業を行うものですが、自由度が高くサポートはフランチャイズに比較して簡易なものとなっていて、必要とされる資本は低額です。

自力で成功するとしても、大部分の場合で起業してから3年程度は赤字が続きます。 黒字を出すまでには、長い苦労をしなければならないのです。

フランチャイズですと売上がある程度約束され、保障が設けられている場合もあるものの、初期費用として数百万円から数千万円がかかる場合もあります。 その点代理店に関しては、あくまでも努力次第ということで売上は約束されていません。

ですが必要とされる初期費用は、無料から数十万円程度で済むという場合がほとんどです。 初期費用を低く抑えることができる点は、大きなメリットです。

厳密には、研修費用などとして30万円から100万円程度は用意しなければなりません。 その先には事業費として、ビジネスに応じて人件費やオフィス維持費、営業費なども発生する可能性はあります。

「初期費用0円」という文言は魅力的ですが、そこにばかりこだわらないことが重要です。 最低でも、30万円以上はかかるものとして考えておくべきです。

代理店の募集企業でも最初に費用がかかると説明していることで、事業を始めるにも安心することができます。

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