代理店は定年後に「第二の人生」としても良い?

企業で勤務している人はやがて定年を迎えた後、いわゆる「第二の人生」を歩むことになります。 そこでそれまでの仕事と違うことに挑戦することで、その後の人生をよりおもしろくすることができるというものです。

あらたなことに取り組むには楽しみもあり、それが興味のあることであればさらにモチベーションも上がります。 もちろん仕事のキャリアを活かして第二の人生を送るという選択も、十分にあります。

そこで第二の仕事では上司の顔色をうかがうことなく、自分だけの力で切り拓いていくということも可能です。 そこで、代理店として働くという選択があります。

一般企業の定年を60歳、65歳としてみても、まだまだ新しいことに挑戦する時間は十分にあります。 そのあたりの世代で代理店と聞いてイメージされるものは保険代理店、中でも損害代理店がかなりの割合です。

現在でも保険代理店の事業はありますが、もっと広い分野で事業を考えることが可能です。 たとえば軽貨物輸送業務を手がけている全軽連では、独立を目指しているドライバーの支援にあたっています。

車があれば、会員になることですぐ開業することができます。 ロイヤリティといったものはなく、売上の金額はそのまま利益ということになります。

開業した年齢層が平均で50歳手前というところであり、中高年層の人たちが多く活躍しているのです。 また、リタイア後にコンビニエンスストアの経営へ乗り出すという人も少ないのですが、コンビニエンスストアチェーンは基本的にフランチャイズ方式であり、決められたルールの中で事業を手がけなければなりません。

小売業ということでいれば、そらとも青果のように生鮮食品を扱う企業も代理店を求めています。 食品を扱っている店舗では朝早くから商品を仕入れ、それを店舗まで運搬した上で店頭へ並べるということになります。

それが代理店業務であれば、仕入れや運搬はそのまま会社へ任せることができ、販売にだけ集中していれば良いというわけです。

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