副業のやりがいをどこに求めるか

ここ十数年の間でデフレ経済が進展し、人々の働き方に関する環境が変わって賃金格差も大きくなり、本業での収入が足りずに副業もしなければならないという人は増えてきています。 副業を考えるにあたっては自分の人生、将来に対する危機意識を持つことも重要です。

自分の人生をどうするのか、どういった方向性で生きていくのかという視点のもとで、自分について再定義することが大切です。 無駄になっている時間について、見方を考えなければなりません。

自由な時間に何をするのかということが大切であり、することがないからといって自宅で時間を持て余している、お酒を飲んでいる、遊びに出かけている、のんびりするといったことが習慣になっているならば、まずここを改めなければなりません。

副業をすると決めたならば、せっかく時間を割いて仕事するのですから、やはり収入を得ることが必要です。 仕事には当然スキルが必要であり、継続することによってスキルアップにもつながります。

それなりのレベルになれば、相応の収入や格付けが得られることをやりがいにすることができます。 件数あたりの単価が高いといったことに越したことはありませんが、それにともなうスキルも重要です。

自分の好きなこと、続けることのできることについてしっかり整理した上で、臨むべきです。 また、時には必ずしも収入がモチベーションにならないという場合もあります。

シニア世代の人であれば、ずっと働いてきた職場を退職して人とかかわらなくなるケースもあります。 すると社会から疎外されていることで、うつ病を発症するといった事例もあるのです。

そのため副業をして収入だけでなく、社会やコミュニティへ参加することができ、社会から小さな存在であっても必要とされているという実感が湧くことは、重要なやりがいになります。 自己責任によって、プロ意識を持ちながら好きなことでスキルを高めて社会に貢献するという気構えは、副業へ臨む上で理想的です。

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