市場規模はどのくらい?

リペア・修理ビジネスの市場規模はどのくらいなるのか調べてみますと、1998年にはリリペアとリユースを合わせておよそ32兆円だったのに対し2010年にはおよそ46兆円となっています。 リペアに絞りますと、市場規模は1998年におよそ29兆円だったのに対し、2010年にはおよそ38兆円で伸び率は1.3倍です。

内訳は、機械・家具等修理業では、1994年におよそ3兆5000億円だったのに対し、2010年にはおよそ5兆9000億円で伸び率は1.7倍です。 自動車整備業は、1994年におよそ2兆7000億円だったのに対し、2010年ではおよそ4兆1000億円で伸び率は1.5倍です。

住宅リフォームは、2000年にはおよそ22兆6000億円だったのに対し2010年にはおよそ27兆6000億円で伸び率は1.22倍となっています。 また、パソコンリユースの内訳は1998年には500億円に対し2010年にはおよそ2000億円になって伸び率は4倍となっています。

それから、ある調査によると、環境ビジネスの市場規模は2000年の29兆9000億円から、2020年には58兆4000億円まで拡大すると予想されています。 いま、日本では生活用品から事務用品、産業機械に至るまで、あらゆる製品分野で修理・再生するビジネスが拡大しています。

環境省の調査では、修理市場の規模は2004年に10兆円を超し、2010年は12兆円を上回って、長く続いた「使い捨て」の時代が終わりを告げ、ひとつのモノを修理・再生し、できるだけ長く使っていこうという意識が高まってきたとされています。 この傾向は、消費者の購買意識にまで変化をもたらしており、最近では、処分するときのことを考えてモノを購入するという購買スタイルが珍しくなくなってきています。

このようにリペアビジネスは、市場規模がおよそ7兆円といわれるコンビニ業界を遙かに上回る巨大市場に成長しようとしています。 この将来有望な「直すビジネス」が、経験不要・誰でも始められるモデルにしたうえで、フランチャイズ展開することも始まっています。

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