学習塾で使用する教材について

学習塾を開業して、必ず必要となるのは教材です。 教材は、実際に生徒を指導する際に必要となるものですので、開業しようとする際には、事前にその内容、教材の有無等を確認しておく必要があります。 そこで、今回は、教材について説明したいと思います。

(1) フランチャイズの方針を確認する  学習塾で使用する教材については、フランチャイズ本部の方針によって様々です。 例えば、本部指定の教材以外は使用できないところもありますし、市販の教材、生徒の学校の教材、教室や講師によるオリジナル教材の使用を推奨、認めている塾もあります。 ですので、ご自身の開業しようとしている塾の方針とフランチャイズ本部の方針が合致するかを確認する事から始めましょう。

(2) 教材のレベル、ターゲットを確認する  フランチャイズ本部の方針を確認し、指定のテキストがある場合は、その内容を確認しましょう。 チェックポイントは、そのテキストの難易度、ターゲットです。 受験に特化しているのか、学校の補助向きなのか、基礎学力を養うためのものなのか等により、難易度やターゲットを確認します。 また、その内容について、ご自身が指導する事が出来るか否かを見極めなければいけません。 場合によっては、指導経験のある人の採用や、講師の募集が必要かもしれません。 テキストは、指導を予定する全教科、全学年の通年分全てに目を通す必要があります。

(3) 教材の更新、補助体制を確認する  教材の確認が済んだら、フランチャイズ本部にその更新の頻度や方針、教材の解説書、指導要綱等について確認してみましょう。  教育業界は、文部科学省や教育委員会の方針によって、学習要綱や学習範囲の変更が随時行われています。また受験では、出題者側の傾向も頻繁に変わりますし、受験指導には、タイムリーな出題傾向や受験校の動向を分析し、それを指導に反映させる必要があります。ですので、塾ではそういった情報を絶えずキャッチアップしていかなければいけませんが、なかなか全てを行うことは不可能です。 豊富な経験と情報収集能力のあるフランチャイズ本部からの支援が不可欠ですので、そのバックアップ体制を事前に確認しておく事が必要です。

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