開業プランと資金の例

フランチャイズ選びで大切なこと

フランチャイズに加盟して学習塾を開業しようとする人にとって、どのフランチャイズ本部を選ぶかは最大の悩みポイントであると思います。 通常、自分のイメージする塾のコンセプトに合致するところや、開校予定地域の同業他社の進出状況等、様々な理由から決定する事でしょう。 また、開業資金等のイニシャルコスト、開業後の収支計画等から判断してフランチャイズ本部を決めるという人も多いでしょう。 そこで今回は、「開業プランと資金」について、説明したいと思います。

フランチャイズ本部の収益構造

まずは、一般的なフランチャイズ本部の収益構造についてご説明したいと思います。 フランチャイズ本部の主な収入源は、加盟者とのフランチャイズ契約を締結する際に支払われる加盟金と、学習塾の開業後に毎月、教室の売上等に応じて、一定のパーセンテージを徴収するロイヤルティ収入に大別されます。 初期の加盟料は開業までのサポート費用という意味合いが強く、毎月のロイヤルティは、知名度のある学習塾のブランド使用料、本部からの各種支援への対価という位置づけです。 本部の収入は、大きく分けてこの加盟料とロイヤルティの2つです。

加盟者側の資金プラン

フランチャイズ本部の方針によって、各種費用の支払い方、金額、時期は、大きく異なります。 例えば、フランチャイズ加盟料は500万円前後、ロイヤルティが売上の10%というのが一般的ですが、 本部によっては、加盟料はゼロ円とか、ロイヤルティは、生徒が一定数集まるまでは無料という所も実際にあります。

どんな資金プランの本部を選ぶべきかは一概には言えませんが、判断基準として、初期投資出来る額と開業後の売上、利益計画、資金繰り等を考慮する事になるでしょう。 傾向として、初期費用が安いとランニングコストが高いという原則は当てはまりますが、近年、各本部は様々なプランを用意しているので、資料請求を行って調べ、実際にプランを立ててみることが必要でしょう。

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