企画書を通すためにしておくべき6つのポイント
時間をかけて企画書を作り、「これはいける!」と思っていたのに通らなかった…という悔しい思いをした方は多いことでしょう。企画書は通らなければ意味がないので、通すためにしておくべき6つのポイントを解説します。
作りこんでいるのになぜか企画書が通らない…と悩んでいる方は、これから解説するポイントをふまえて企画書を作ってみてください。
(1)メリットを明示する
実行してもしなくてもいい企画なら採用する意味はありません。企画書を通すなら、その企画を実行するメリットを明示する必要があるでしょう。そして、実行する必要性を感じてもらえればプレゼンは成功します。自分が何か商品を買うときに置き換えて考えてみると、どんなときでも、その商品にメリットがなければ買いませんよね。
メーカーは数ある商品の中から自社の商品を選んでもらえるように、パッケージや商品説明でメリットを伝えるなど、消費者にアピールする工夫をしています。それと同じように、その他大勢の企画書に埋もれてしまわないためには、相手にメリットをしっかり伝える必要があるのです。
(2)データを提示する
データは企画書の強力な後ろ盾となります。プレゼン前にデータを揃えられるだけ揃えておき、間に合わなかったものは検証中ということにしておきましょう。
データを集めるのが難しい場合は、統計データを無料で閲覧できるサイトを利用します。さまざまなデータが公開されていますので、プレゼンに使えるデータを探してみてください。統計データが手に入るサイトは、こちらのサイトのまとめがわかりやすいです。
参照:企画書で使える!無料で統計データが手に入るサイト11選
(3)アンケートを活用する
ユーザーからとったアンケートは、データと同様にプレゼンの強力な味方となってくれます。アンケートを元に「こういう声が上がっている」ということを根拠にプレゼンをすると説得力が増すでしょう。
アンケートをとるなら、「Questant」のようなサービスが便利です。「Questant」はネットリサーチ会社で有名なマクロミルが提供しているサービスで、ネットで簡単にアンケートがとれます。無料プランがありますので、ぜひ試してみてください。
(4)予算を明示する
企画書を通すには予算の明示が必要です。いくら企画内容が魅力的であってもでも予算オーバーだと現実的ではありません。予算内で実行できるか確認しておく必要があります。
概算でもいいのでどれくらい予算がかかるのかは会社としては事前に把握したいと思っています。「これくらいだろう」という推測で予算を計算するのではなく、根拠に基づいて計算することで説得力が増すのです。予算は企画を進める上で切り離せない課題なので、企画書の段階で明示しておきましょう。
(5)スケジュールを明示する
企画書でスケジュールを示しておくと、さらに現実性が増します。
予算と同様に、企画を実行するのにどれくらいの期間が必要で、どんなスケジュールで進行するのかは会社が知りたいポイントです。可能な限り具体的な数字を入れて、プロジェクトの遂行がイメージしやすいように作ってみてください。
(6)イメージしやすいように伝える
企画書を通すポイントは、聞いている人にプロジェクトを具体的にイメージさせることです。イメージが湧きにくい企画書だと、どれだけ優れたいる内容でも通すのは難しくなります。
プロジェクトが進んでいるイメージをしてもらえれば採用される可能性がグッと高まります。今後企画書を作成する時は、以上を参考に頑張ってみてください。