起業家を勇気づけてくれる何度失敗しても諦めなかった5人の偉人の逸話

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偉人と聞くと自分とは無縁の遠い存在だと感じてしまいますが、そんな偉人も数々の失敗を経験しています。そんな偉人たちの失敗エピソードを知ると身近に感じられ、失敗しても諦めなかったその姿は勇気を与えてくれることでしょう。

起業で失敗するのではないかという不安に襲われている方、一度失敗を経験して次の事業に踏み切れない方にぜひ知ってもらいたい、何度失敗しても諦めなかった5人の偉人の逸話をご紹介します。

偉人も最初から成功していたわけではない

後世まで残る功績を残した偉人も最初から偉人だったわけではありません。度重なる失敗にもめげず、進み続けた果てに成功を手にしたのです。

もちろん中には最初から成功を手にした偉人もいます。しかし、多くの偉人は失敗を経験したからこそ大きな成功を収めることができたのです。

もし一度の失敗で諦めていたら、偉大な功績は存在しなかったことでしょう。

何度失敗しても諦めなかった偉人の逸話

トーマス・エジソン

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電話機、蓄音機、電球、発電機など人類にとって重要な発明を行ったことで知られるトーマス・エジソンも幾度となく失敗を経験しています。

たとえば、白熱電球は1万回の失敗を繰り返し、ようやく完成させたそうです。正確には電球を発明したのはイングランドの科学者ジョゼフ・スワンで、エジソンは実用化に貢献しました。エジソンの功績によって電球が一般家庭でも使用可能になり、生活のインフラが大きく変えることになります。

エジソンがすごいのは1万回の失敗を失敗と捉えず、1万通りのうまくいかない方法を発見したと考えたことです。成功を掴むには、エジソンのように1つうまくいかなくても諦めず、さまざまな方法を試し続けるしかありません。

アルベルト・アインシュタイン

相対性理論を築き上げた天才物理学者アルベルト・アインシュタインはこのような言葉を残しています。

“失敗したことのない者は、挑戦したことのない者だ”

実はアインシュタインは、ある大きな失敗を経験しています。それは、宇宙は変化のしない静的なものであるとした理論を唱えたことです。

後にエドウィン・ハッブルが宇宙の膨張を発見したことによりこの説は否定されました。アインシュタインはこの失敗を「最大の過ち」として大きな後悔したそうです。

しかし近年、宇宙の膨張を加速させる未知のエネルギーであるダークエネルギーが存在すると仮説が生まれ、アインシュタインが唱えた「宇宙項(宇宙定数)」がこのエネルギーに相当するとして見直されています。

アインシュタインは失敗だと後悔していましたが、ダークエネルギーの存在が証明されれば後々の物理学に影響を与えた偉大な功績となるかもしれません。

ウォルト・ディズニー

ウォルト・ディズニーが作ったディズニーランドは今や世界一のテーマパークとして多くの人に夢と感動を与えています。足を運ばれたことがある方も多いでしょう。

多くの人はご存知ないかと思いますが、ウォルト・ディズニーはディズニーランドを成功させるまでに失業や倒産、自己破産を経験しています。そうした苦い失敗を何回も経験し、1955年にディズニーランドをオープンさせました。

何度失敗しても諦めない。

こうしたウォルト・ディズニーの不屈の起業精神は、起業家に希望を与えてくれます。ウォルト・ディズニーが途中で諦めていたら、ディズニーランドは存在しなかったことでしょう。

ヘンリー・フォード

自動車王として後世にその名を残したヘンリー・フォードは成功するまでに何度も失敗を経験しています。5度も破産を経験しており、いくどとなく会社を潰してはまた立ち上げ、その果てに自動車王と呼ばれるまでに大きな成功を収めました。

まだ自動車が非常に高価で一部の裕福な人しか購入できなかった時代に、ヘンリー・フォードは誰でも購入できるよう安価に自動車を製造できるようにしました。自動車の普及という偉大な功績を残したヘンリー・フォードは何度失敗しても諦めず、自分の信じた道を貫いて成功を手にしたのです。

カーネル・サンダース

ケンタッキーフライドチキン(KFC)の創業者として知られるカーネル・サンダースが大きな成功を手にしたのは70歳近くになってからです。ケンタッキーフライドチキンを創業したのは65歳の時で、それまでに経営したガソリンスタンドを潰したり、レストランを手放したり、決して順風満帆ではありませんでした。

レストランを売ってサンダースに残ったのはわずかなお金と、レストランで人気だったフライドチキンのオリジナルレシピだけです。サンダースはオリジナルレシピを提供する代わりに、チキン1羽が売れるごとに5セントを受け取るというビジネスを始めました。

これがフランチャイズの始まりと言われており、サンダースが75歳の時には600店まで拡大しました。65歳という高齢であってもビジネスを諦めなかったからこそ大きな成功を手にできたのです。

カーネル・サンダースの成功までの軌跡は以下の記事で詳しく解説しています。

カーネル・サンダースは65才でKFCを創業した!73才で600店を超えたフランチャイズの考案者

おわりに

なにも偉人を目指す必要はありません。この記事で伝えたいのは失敗しても諦めない不屈の精神です。一度失敗すると怖くなる気持ちはよくわかります。

しかし、失敗を恐れていては次に進めませんし、成功も手にできません。偉人も失敗を経験していたのだと知れば、失敗をしてもまたチャレンジする勇気が湧いてくると思います。

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