良いモノは勝手に売れるわけじゃない!経営者がマーケティングを学ぶ必要性
マーケティングと聞くと難しそうなイメージから避けている方が多いと思いますが、商品を売るにはマーケティングの知識が必要です。良いモノは勝手に売れるわけではなく、売るための努力をしなければなりません。
良い商品を作っているのに売れないと悩んでいる経営者のために、マーケティングを学ぶ必要性を解説します。
売れないのは商品のせいだけじゃない
商品が売れないと質な機能が顧客を満足させていないのではないかと考えてしまいますが、必ずしもそうであるとは限りません。もちろん質や機能を改善することで売上が伸びることもありますが、商品自体に問題がなくても売れないのはよくあることです。
それはなぜか?
良い商品ならば売れると過信してマーケティングを行っていないのがひとつの原因として考えられます。極端にいえばそれほど質や機能が優れていなくても、マーケティング次第で売上を伸ばせるということです。
もちろん商品を売る上で質と機能が優れていることは大事ですが、それだけでは思うように売上を伸ばせません。
経営者がマーケティングを学べば売上が伸びる可能性が大幅にアップします。良いモノを作っているという自負があるなら、なおさらマーケティングを学ぶべきです。
経営者がマーケティングを学ぶ必要性
良いモノも売る努力をしないと売れない
良いモノは放っておいても売れると考えるのは危険です。売る努力をしないのは怠慢であるともいえます。
マーケティングを行わなくても口コミで広がっていく商品もありますが、それは運にまかせているのと大差がありません。
良いモノも売る努力をしないと売れまないと自覚することが第一歩です。そもそもその商品の存在が認知されていなければ、いくら良い商品でも買ってもらえません。口コミで拡散している商品もマーケティングを行えばさらに売上を伸ばすことができるでしょう。
商品を売る上で「良いモノであることは前提条件」です。そこからマーケティング活動をしてどのように商品の良さを知ってもらうかで売上が大きく変わります。品質が同等の商品であるならば、マーケティングを行なっている企業と行っていない企業では売上に差がつくのは当然ですよね。
ライバル企業がマーケティングを行っていないならチャンスですし、行なっているなら差をつけられてしまいます。マーケティングの手法はたくさんありますので、どのように売っていくのかを戦略的に考えないと期待した売上は得られないでしょう。
顧客に価値を理解してもらうにはマーケティングが必要
商品の存在が認知されたとしても、その商品を買うことで得られるメリットを知ってもらわなければ買ってもらえません。売上を伸ばすにはどのような機能があるのか、品質はどれくらいであるか、他社製品とどこが違うのかなど、顧客に商品の価値を伝える必要があります。
ただ買ってくださいと言うだけでは売れるはずもありません。その商品を買うことで得られるメリット、その商品の価値を知ってもらうのがマーケティングの役割です。顧客はその商品から得られるメリットを期待して買うのですから、それを伝えることで購買につながります。
商品の値段が高いか安いかは顧客が感じる価値によって変わります。その商品が必要でない人にとっては高く感じるかもしれませんが、必要としている人にとっては値段よりもその商品を買うことで得られる価値が大事なのです。
つまり、商品の売買は「価値とお金の交換」であるといえます。価値を感じない商品はいくら質や機能が良くても売れません。
顧客に価値を理解してもらうためにマーケティングがあるのです。
おわりに
「良いモノは勝手に売れる」と過信せず、売る努力をすることが大事です。商品を売るためにはマーケティングの知識が必要となります。
売れないと悩んでいる企業に足りないのは、商品の質や機能ではなくマーケティングの知識です。良いモノを顧客に知ってもらい、その価値を理解してもらうためにマーケティングを学びましょう。