言語情報は印象のごく一部!ノンバーバルコミュニケーションで印象を良くする6個の方法

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私たちは話す言葉や内容によって相手の印象の大部分を決めていると考えています。しかしそれは間違いで、実は言語情報は印象のごく一部で、多くが表情や仕草などの非言語情報によって判断しているのです。

もちろん言語情報も印象を決める重要な要素ですが、ノンバーバルコミュニケーション(非言語)が大きな影響を与えています。本記事では言語だけでなく、ノンバーバルコミュニケーションを使って印象を良くする6個の方法を解説しますので参考にしてください。

ノンバーバルコミュニケーションとは?

「ノンバーバル(non-verbal)」は「非言語的な」という意味です。 言語で情報をやり取りする「バーバルコミュニケーション」に対し、「ノンバーバルコミュニケーション」は、表情や仕草としった言語以外の情報でやり取りをするコミュニケーションを指します。

言語情報は印象のごく一部に過ぎない

印象を決定付けるのは言語情報だと考えている方が多いと思いますが、言語情報は印象のごく一部に過ぎません。人は表情や仕草、視線など、非言語以外の部分で相手の印象を判断しています。

本当はいい人なのに誤解されてしまう人もいますが、ノンバーバルコミュニケーションが上手でないことがひとつの原因として考えられるでしょう。そうした誤解を招かないためにも、言語だけでは伝わらない情報をノンバーバルコミュニケーションで相手に伝える必要があります。

ノンバーバルコミュニケーションで印象を良くする6個の方法

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表情によるコミュニケーション

人は相手の表情を見て心象を理解しようとします。表情によっては自分の考えと逆の印象を持たれてしまうこともあるでしょう。

ちゃんと話を聞いているのに表情がつまらなさそうだと、相手は「話を聞いてくれていない」と思うことがあるかもしれません。面と向かって「ちゃんと聞いているのか?」と言えない関係性であると、表情から心象を判断するしかないのです。

「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるように、特に目から相手に伝わる情報は多いとされています。驚いた時は目を大きくする、嬉しい時は目尻を下げる、悩んでいる時は目を細めるといったように、目のちょっとした動きで相手に現在の感情を伝えているわけです。

「目」を意識して会話をすると、より相手に自分の感情が伝わりやすくなります。緊張していると口元が硬くなってしまいますが、「目」は柔軟性が高いので緊張していても表情を作りやすいでしょう。

視線によるコミュニケーション

目元の表情も大事ですが、視線もコミュニケーションにおいて重要な役割を担っています。相手が話しているのに終始目をそらしたままだと「話を聞いているのか」と感じることでしょう。逆にずっと相手の目を見続けると相手に威圧感や居心地の悪さを感じさせてしまうことも。

視線は「3秒見つめたら少しそらす」を意識すると良いと言われています。自然に「目を見る」と「目をそらす」ができるようになれば、コミュニケーションにプラスになることでしょう。

声の質によるコミュニケーション

声は発した言葉だけでなく、その質によってもコミュニケーションをとっています。内緒話をする時に声のボリュームとトーンを下げるように、声の質によって印象が変わるということです。

言語情報に加えて声の高低によっても相手に与える印象が違ってきます。シチュエーションや会話の流れによって声の質を変えるのもテクニックのひとつで、普段の話し声は高めでも、大事なことを話す時にあえて声のトーンを落とすと重要性が相手に伝わりやすくなるはずです。

話す"間"によるコミュニケーション

音楽は音が鳴っている時だけでなく、音が鳴っていない休符を感じることが大事だとよく言われます。コミュニケーションも同じで、話す"間"を意識してみると相手が受ける印象が変えることができるでしょう。

たとえば、「◯◯は好きですか?」と質問した時に、即答するのと少し間を置いて返事をするのとでは印象が違うのはおわかりいただけるはずです。即答だと「本当に好きなんだな」という印象を与えますし、間をあけると「本当に好きなのかな?」という疑念を生んでしまいます。

即答できることでもあえて"間"を作るのもテクニックです。"間"を置くことで相手の注意が高まり、自分の言葉を待つ姿勢を作らせることができます。

ドラマで重要なセリフをわざと間を置いて話すようなイメージです。あまり芝居がかっていると逆効果になってしまうので、あくまでも自然な"間"を意識しましょう。

うなずきによるコミュニケーション

相づちの言葉がなくても、うなずくことで相手に意思を伝えられます。うなずいていると相手は「話を聞いてくれている」と感じ、反対にうなずきがないと「話を聞いてくれているのかな?」と感じてしまうでしょう。

相づちの言葉と共にうなずくのも大事ですが、深刻な話を聞いている時はうなずきだけの方がいい場合もあります。うなずきと共に感情に連動した表情を示すことでより相手に伝わりやすくなると考えてください。

ジェスチャーによるコミュニケーション

身振り手振りも言語を補う重要なノンバーバルコミュニケーションです。悩んでいる時に顎に手を当てると真剣に悩んでいる印象を与えますし、大事なことを話す時に人差し指を立てて話すと重要性が伝わりやすくなります。

また、国によっては失礼にあたるジェスチャーもありますので、海外の方と話す際はその国の文化も学んでおくといいでしょう。

ビジネスは印象次第で結果が変わる

ビジネスは商談内容だけでなく、お互いの印象によって結果が変わってくるもので、いくら商談内容が魅力的でも、印象が悪いと契約に至らない可能性があります。

無意識のうちでも相手に悪い印象を与えてしまうとビジネスにマイナスになってしまうので、印象で損をしてしまう方はノンバーバルコミュニケーションで印象をプラスに変える努力をした方がいいでしょう。

おわりに

私たちは無意識のうちにノンバーバルコミュニケーションで相手の印象の大部分を判断しているものです。印象が良い人というのは、表情や仕草が相手にどういった印象を与えるのか良く理解しています。

ノンバーバルコミュニケーションはビジネスにも影響するので、自分がどのような表情・仕草をしているのか客観的に見つめ直してみましょう。

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