「また来たい」と思わせる心地よい接客術の指南書

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お客さんの立場になって考えると、「もう一度行きたい」と思えるお店とそうでないお店は接客の質に違いがあることに気付きます。 心地よい接客をするお店はリピーターを生み出し、安定した収益が見込めます。 リピート率向上につながる、「また来たい」と思わせる心地よい接客術を解説します。

接客の質によってリピート率が大きく変わる

お客さんが常連になるお店を選ぶのは商品やメニューの質だけではありません。 接客内容よってもまたお店を選んでいます。 つまり、接客の質によってリピート率が大きく変わるということになります。

最高なのは商品やメニューの質が良く、かつ接客の質のいいお店です。 多少商品やメニューが競合より劣っていても、接客の質で勝っていれば充分に勝機はあります。 接客は意識すればすぐに変えることができる部分ですし、お金もかかりません。 接客の質を上げて損はしないので、今日からでもやってみる価値はあります。

「また来たい」と思わせる心地よい接客術

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ちょっとした声かけを怠らない

「お待たせしております」「いつもありがとうございます」「またお願いいたします」といったちょっとした声かけで接客に差が出ます。 こうした声かけはお客さんはしっかりチェックしているので、意識して声かけを行うことが大事です。

過剰な声かけは鬱陶しがられるので注意しなければなりませんが、「いつもありがとうございます」と声をかけてもらって嫌がる人はいないはずです。 声かけはコミュニケーションになるので、お客さんの状況に合わせて言葉を選ぶように意識するだけで接客の質は上がります。

笑顔で接客

笑顔は接客の基本です。 笑顔は人を幸せな気分にさせるので、気持ちよくお店を利用してもらうために笑顔を意識しましょう。

反対に店員が無表情だと「歓迎されていないのかな…」と思われかねません。 常に笑顔でいる必要はありませんが、「いらっしゃいませ」や「ありがとうございます」の時など声かけの時に笑顔で接客するだけで印象が良くなります。

細かな気配りができる

子供連れのお客さんには子供用の椅子を提供したり、両手に荷持を持っているお客さんがいればさりげなくドアを開けたり、そうしたちょっとした気配りが心地よさを感じさせます。 気配りをするには周囲を見渡してお客さんが困っていることや求めていることに早く気付くことが大事です。 お客さんから声をかけられる前に行動すれば接客が行き届いているお店であると感じてもらえます。

お客さんを待たせない

待たせる時間が長くなるほどお客さんの不満は募っていきます。 飲食店の場合、混雑していると注文が通っていない時もあるので、客席を見渡して長い間待っているお客さんがいないか確認する習慣をつけておきましょう。 ミスが起こるのは仕方がないことですが、どうリカバリーするかで接客の質が問われます。 お客さんの方から「注文したものがまだ来ないんですけど」と言われないように、待たせない接客をしましょう。

清潔感のある身だしなみを心がける

お客さんは店員の清潔感の良し悪しもよくチェックしています。 特に飲食店では身だしなみの清潔さは衛生に関わるので、常に清潔感のある身だしなみを心がけなければなりません。

意外と自分で気づきにくいのが口臭です。 すごく美味しいお店なのに店員の口臭がきついと食欲が減退してしまいます。 口臭も身だしなみのひとつですので、口臭対策をしておきましょう。

個人店こそ接客を重視すべき

大手の店舗で接客の質が悪いなあと思うことありませんか? そうした店舗は安さや品揃えがいいから利用している人も多いと思いますが、接客が行き届いていないことに不満を抱いている方も少なくないでしょう。

個人店が大手に勝つには接客を重視すべきです。 大手にはできないきめ細やかな接客ができるのが個人店の強みで、安さや品揃えで勝てなくても接客の質を高めることでリピーターを増やすことができます。 個人店は仕入れや商品開発の面で大手に劣ってしまいますが、お客さんが気持ちよく買い物してもらえるように接客の質を高めましょう。

おわりに

接客の真髄はお客さんを観察することです。 お客さんが何を求めているのかを素早く察知して対応することで接客の質が上がります。 今回挙げた5つのポイントは意識すれば誰にでもできることですので、今日からでも始めましょう!

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