今日から始めるSEO 〜 サイトを運営するなら学んでおくべきSEOの基本 〜

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サイトを立ち上げたのに全然アクセスがない。ECサイトの商品ページが全然見られていない。そういった問題はSEO対策を行っていないことが原因と考えられます。

SEO対策は売上に影響するので、サイトを運営するなら学んでおくべきです。SEOの知識がなくても分かるようにSEOの基本をまとめましたので、今日からでもSEOを始めてみましょう。

SEOとは

SEOは「Search Engine Optimization」を略した言葉で、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれます。GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果において、WebサイトやWebページをより上位に表示させるための施策です。

検索エンジンはGoogle、Yahoo!、Bingなどがありますが、現在のSEOはGoogle対策がメインとなります。

というのも、日本の検索エンジンのシェア数はYahoo!が1位ですが、 2011年からYahoo!はGoogleの検索技術を使っているため中身はほぼ同じです。Bingのシェア数は少ないため、実質的にSEO=Google対策となります。

SEOを学ぶべき理由

SEO対策を行うと検索エンジンからの評価が高まります。その結果、検索結果で上位表示されるようになるわけです。

検索結果は言わば競争の世界で、1ページ目と2ページ目以降ではクリック率が全然違いますし、1ページ目の中でも順位によってクリック率に大きな差があります。

せっかく作ったサイトやページも見てもらえなければ意味がありません。最低でも1ページ目に表示されないとアクセス増は期待できないので、1ページ目を狙うのがSEOの目的です。

SEO対策を行ったからといって必ずしも上位表示されるわけではありません。ライバルサイトがSEO対策をしている場合、こちらもしておかないと不利になります。

SEOはテクニックだけでなくコンテンツの中身が重要です。最低限のSEO対策をしておかないとライバルサイトより順位が下になり、せっかくのコンテンツがほとんど見られないままになってしまいます。

SEOの基本

アルゴリズム

アルゴリズムはコンピューターが計算を行う際の計算方法です。Googleは200以上ものアルゴリズムによって検索順位を決めています。

大規模なアルゴリズムアップデートが行われると検索順位が大きく変動することがあります。それ以外にも日々細かなアップデートを繰り返していているのです。それによって、検索者の意図に沿った検索結果が表示されるように改良が加えられています。

アルゴリズムは全て公開されているわけではないので不明な部分もありますが、公開されているものや専門家の分析によって存在が確認されているものもあるので、理解ができないわけではありません。もちろん、全てのアルゴリズムにマッチしたサイトを作るのは不可能ですが、公開されているものを知って最適な対策を行うことも必要です。

しかし、Googleは検索者の利便性を第一に考えてアルゴリズムを開発しているので、検索者に役立つ情報を発信することが何よりのSEO対策となります。

キーワードにマッチしたコンテンツを作る

SEO対策においてキーワード選びは非常に重要です。タイトルに含まれているキーワードとコンテンツの中身がマッチしていることが基本で、マッチしていないページは評価されません。

「キーワードの乱用」はGoogleのガイドラインに違反する行為で、キーワードを詰め込み過ぎるとペナルティが与えられます。とはいえ、ある程度キーワードを繰り返して使うことも必要なので、不自然にならないていどに盛り込むことが大事です。

オリジナルコンテンツを作る

他のサイトのコンテンツをコピーしたり一部をリライトしたりしただけのページは評価されません。Googleはコンテンツのオリジナリティを重視していて、専門性の高いサイトや独自性の高いサイトは上位表示される可能性が高くなります。

とはいえ、専門性の高いコンテンツを作るのはなかなか難しいので、他のサイトを参照する場合でも自分の意見を交えることで独自性を高めることが可能です。できれば他のサイトには書けない専門性の高い知識や独自に経験したことなどを書くと評価も高くなります。

内部対策

SEOは大きく分けると内部対策と外部対策の2種類です。内部対策はサイト内を最適化する施策で、以下のような対策を行います。

・タイトルにキーワードを含める ・ディスクリプションの設定 ・hタグを順序を守って使う ・パンくずリストを設定する ・クローラーにXMLサイトマップを送信する ・内部リンクを張る ・画像にalt属性を設定する ・ページの表示速度を上げる ・モバイル対応する

検索エンジンはクローラーと呼ばれるロボットが各サイトを巡回しているのですが、クローラーがサイトやページの中身を把握しやすいように設定するのが内部対策の目的です。これらの内部対策はSEOの基本事項で、正しく設定していないとGoogleから評価されません。

自作自演の被リンクをしない

検索エンジンは他のサイトからの被リンクを評価のひとつに使っています。他のサイトから自然に張られたリンクなら問題ありません。自作自演の被リンクはペナルティの対象となります。

一昔前のSEOではサテライトサイトと呼ばれる外部サイトを作ってそこからメインサイトにリンクを張るという自作自演の手法が通用していました。しかし、今はそれをやるとペナルティが与えられます。

自作自演の被リンクはペンギンアップデートというアルゴリズムが監視していて、これにひっかかるとサイトの順位が下げられてしまうでしょう。

モバイル対応(モバイル フレンドリー)

Googleは「モバイル フレンドリー」と呼ばれるモバイル向けのアルゴリズムを導入しています。

これはスマホやタブレットといったモバイル端末に最適化されているかを判断するアルゴリズムです。正しく対応しているサイトはモバイル検索での評価が引き上げられます。

逆にいえば、モバイル対応を行っていないとモバイル検索で不利になることも。モバイル端末で快適に閲覧・操作できるかがポイントで、以下のような項目がチェックされます。

・リンクやボタンがタップしやすいか ・拡大せずとも読みやすいテキストサイズであるか ・Flashを使用していないか ・横スクロールの必要がない

f:id:urj:20170818023643j:plain 出典:モバイル フレンドリー - Google Developers

SEOは常に最新の情報を仕入れることが重要

Googleは検索エンジンの質を高めるために常に日々アルゴリズムを改良しています。

アルゴリズムはほとんど公開されません。しかし、大きな変動が起こるとSEOの専門家が分析してどのようなアルゴリズムが使われているかが予測されており、それに基づいて対策していくことが正攻法です。

SEO対策を行う上でそうした情報を常に仕入れることが重要で、言うなればSEO対策に終わりはありません。日々精度が高くなる検索エンジンに正しく評価してもらうためには、Googleがどのようなアルゴリズムを導入したのかをチェックしておきましょう。

おわりに

Googleはコンテンツの質を重視しているので、検索者にとって役立つコンテンツを作ることがSEOの基本となります。

内部対策やモバイル対応といった技術的な項目をクリアすることも大事なので、サイトの順位を上げるためにSEOを勉強してみてください。

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