コインランドリー経営で成功しているお店がやっている6個の戦略

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最近のコインランドリーは進化がめざましく、昔の入りにくいとイメージから利用しやすいイメージに変化しています。「え?ここってコインランドリー?」と驚くようなオシャレなコインランドリーが増えていて、市場は盛り上がりをみせています。

とは言え、全てのコインランドリーが成功しているわけではなく、集客がうまくできていないお店もあります。そこで本記事では、コインランドリー経営で成功しているお店がやっている6個の戦略を解説します。

コインランドリーの需要が高まっている

一家に一台洗濯機がある今の時代、コインランドリーの利用者は少ないのでは?と思っていないでしょうか。実はその逆で、ここ数年、コインランドリーの需要が高まっています。カフェを併設したオシャレなコインランドリーも増えていて、一度足を運んでみると10年前と比べて大きく進化していることが分かります。

機種でいえば靴専用の洗濯乾燥機があったり、布団を丸洗いできる洗濯乾燥機があったりと、目的に応じて利用できるようになっています。家庭用の洗濯機では布団の丸洗いは難しいですし、クリーニング屋に頼むとそれなりに高くつく上に仕上がるまでに時間がかかります。

その点、コインランドリーは安い料金で布団の丸洗いができ、しかもその場で乾燥までやってくれるのでその日に洗って持ち帰れるというメリットがあります。

このようにコインランドリーは進化していて、綺麗なお店が増えています。その流れに合わせてお店づくりをするのが基本的な戦略になります。

コインランドリー経営で成功しているお店がやっている戦略

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メインターゲットを設定する

コインランドリーは全ての年齢層に利用してもらいたいところですが、競合と差別化するならターゲット設定が必要です。どの層をメインターゲットに設定するかによって戦略が変わってきます。

主婦層を中心に利用してもらいたいなら待ち時間にお茶ができるカフェ併設のコインランドリーにするといった戦略が立てられます。女性をメインターゲットにするなら、深夜でも入りやすいように工夫することで夜間の利用率を上げることができます。

地域の特性に合わせる

出店地域にどの層が多いのかによってターゲット設置が変わります。コインランドリーのターゲット設定をするなら、地域の居住層を調査しておく必要があります。

仮に主婦をターゲットにしたコインランドリーにしても、一人暮らし用のマンションが多い地域だと集客がうまくいきません。ファミリー層が多い地域なら駐車場スペースを広めに確保するなど、地域の特性に合わせたお店づくりが必要です。

競合を調査する

コインランドリー市場の成長に伴って競合が増えていて、チェーン展開しているコインランドリーもあります。出店エリアの競合を調査し、戦略を立てておかないと集客で負けてしまいます。

たとえば、競合が少ないエリアに出店するのか、それとも競合とは違うコンセプトのお店づくりで勝負するのか、いずれにしても競合調査が必要です。

基本的にコインランドリーは無人なので調査は難しくありません。設置している洗濯乾燥機の種類、利用客層、繁盛している時間帯などを調査しておきましょう。

利用者の心理を考える

駅前など人通りの多い場所に出店すれば成功するかといえばそうではありません。

コインランドリーの利用者の立場からすると、洗濯物を人に見られたくない、普段着で気軽に行けない場所は避けたいといった心理があります。かといって人通りが少なすぎる場所では女性が深夜に一人で利用するには不安です。

コインランドリーは人目をうまく避けつつ利用しやすいよう工夫しなければなりません。カフェを併設したオシャレなコインランドリーにするにしても利用のしやすさが集客に影響します。

日常生活に寄り添ったサービスであるため、利用者の心理を考えて利用しやすいお店づくりを目指しましょう。

明るく入りやすい外装・内装

利用しやすいお店するには、明るく入りやすい外装・内装にしましょう。暗い雰囲気のコインランドリーは入りにくいですし、清潔感を疑われます。

特に情勢には夜でも明るく、清潔感のお店が求められます。店内の明るさは防犯にもつながります。

居心地良い店内スペース

洗濯乾燥が終わるまで店内で待つお客さんのために、居心地の良い店内スペースを用意しましょう。カフェ併設でなくとも、コンビニのイートインスペースのような場所を設置することで快適に時間を潰してもらえます。

ファミリー層をターゲットにしたお店にするなら、キッズスペースの設置しておくと喜ばれます。待つ間に勉強ができるようにデスクを設置したり、ノートPCで仕事ができるように電源やWi-Fiを設置したりするのも戦略のひとつです。

清潔感も居心地の良さに影響します。清掃が行き届いていない汚れた店内では居心地が悪いですし、そもそも洗濯物を綺麗にする場所なので清潔感の薄いお店は利用したいと思わないでしょう。

利用しやすさがコインランドリー経営のカギ

コインランドリーはコンビニにのような気軽に行けるようなお店であるのが理想です。

ターゲット層に合わせて利用しやすいお店づくりをするのがコインランドリー経営のカギとなります。先に解説したように、普段着のままでも入りやすい、気張らずに行けるお店が求められます。

利用しやすいコインランドリーがないエリア出店のチャンスです。古いコインランドリーは常連客以外の方は利用しづらいので、新しい洗濯乾燥機を導入したり、入りやすいお店づくりをしたりすれば競合がいても集客が見込めます。

コインランドリーの進化に合わせてお店づくりも工夫しなければならないのが今の市場です。

おわりに

コインランドリーは洗濯乾燥機を置けば儲かるわけではありません。店内の雰囲気によって集客が成功するかどうかが決まるといっても過言ではありません。

利用しやすいコインランドリーを目指し、競合にはない魅力で集客をしましょう。

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