アルバイト管理シミュレーションをしよう

学習塾を開業し、生徒の増加してきたら、一人では教室運営と生徒の指導を両立する事は難しくなってくるでしょう。

そうなった場合は、大学生等のアルバイト講師や事務員を雇い人員を補充しつつ教室を強化していかなければなりません。 しかし、アルバイトの人件費は、教室運営をする上で大きなコストになります。 特に、アルバイト講師の時給単価は、比較的他のアルバイトの時給に比べ高い傾向にありますので、厳密な管理とシミュレーションが必要です。 生徒の増加に合わせて、計画的にアルバイト講師を増やしていく必要があります。

そこで、今回は、アルバイト管理シミュレーションについて説明したいと思います。

(1) 生徒募集及び授業の計画を立てる  まずは、開校後の在籍生徒数の予測をしてみましょう。  生徒の推移を計算するのに際して、個別指導か集団授業に分けて管理を行いましょう。 集団授業では、一授業につき1人、個別指導では、1対2、1対1と授業の形態によって、必要な講師の数が異なってくるからです。 生徒数は、季節や、DMやチラシ等の集客活動によって、出来る限り厳密に予測する事が必要です。 生徒数の計画は、3パターン程度作成し、甘め、普通、厳しめの状況を想定して作成すると安心です。 是非、取り組んでみて下さい。

(2) アルバイトの人件費を見積もる  在籍生徒の予測を作成したら、次にアルバイト講師、事務員の人件費を算出します。 その為には、アルバイト講師の時給単価と事務員の時給単価を決定しましょう。 単価の決定方法は、フランチャイズ本部に参考となるものがるかもしれませんし、地域差もありますので、そのあたりを考慮して決定していきます。

(3) 実際にシミュレーションをしてみる  人件費の単価が決定したら、在籍生徒数の予測と授業数の予想にアルバイト講師の人件費や事務員の人件費を当てはめていきましょう。 そうすると、授業に必要なアルバイト数及び、人件費、利益を算出することができます。

  • 独立起業の虎の巻PDFダウンロードはこちら