規制されること

買取・リサイクルのビジネスを始めるためにフランチャイズに参入すれば、数々のサポートを受けることができる一方で、そのフランチャイズのルールにしたがって行動しなければなりません。 すべてにおいて自由に行動することは、規制されるということになります。

研修によって経営のノウハウを教わることができ、接客などの話もあります。 もちろん、そのフランチャイズのポリシーに沿ったものとなります。

有名なフランチャイズのもとで店舗を出店し、そのネームバリューを活用して集客力が高まるわけですから、あくまでもそのフランチャイズの店舗として経営していかなければなりません。 経営に慣れていけば、自分なりの創意工夫も活かして仕事を進めていくことはできます。

買取専門店の「大吉」では開業してから1年間、スーパーバイザーがついて経営の補助と指導にあたります。 最初の1年間には、研修というような意味合いもあるのです。

ただし得られた営業利益の8割は、マネジメントフィーとして支払わなければなりません。 つまり月の営業利益が400万円だったとしても、そのうち手元に残るのは80万円です。

オーナーの収入保障として、月に30万円は支払われます。 赤字だった月にマネジメントフィーを支払うことはありませんが、あまり大きな収入を期待することはできません。

2年目以降にはマネジメントフィーがなくなり、その代わりにロイヤリティーとして12万円を支払います。 ここからはロイヤリティーが定額ですから、収入は自分次第ということになります。

また、そもそも基本的にはオーナーが希望している地域に出店することができるものの、テリトリー制になっていることもあり、すでにほかのチェーン店が出店しているということであると、お店を出すことができません。 これもある意味では、規制のひとつであるということになります。

それでも得られるものを総合すれば、メリットがより多いと考えることもできます。

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