車を直す専門業者の手法

リペア・修理として車を直す専門業者の手法としてデントリペア、無塗装板金というものがあります。 デントリペアはPDR、ペイント・レス・デントリペアの略であり、塗装をすることなく車のボディーにできたヘコミを直す技術のことです。

特殊な工具によって車のボディについた小さなヘコミを直す高度なリペア技術であり、短時間のうちに板金塗装の半分以下となる費用で、しかもきれいに直すことが可能です。 デントリペアで修復すれば板金、パテ、塗装修理を行わないために色も変わらず、元通りになって下取り査定にも影響は出ません。

デントリペア修理法の施工方法はいたってシンプルであり、へこんだ場所を特殊工具で裏から押し、少しずつ元の状態に戻していきます。 ヘコミ修理の基本はヘコミの低い部分を押し出し、高くなっている部分を叩いて低くしていくというだけです。

それでヘコミは元の状態へと戻るのですが、シンプルであるがためにごまかしのきかない作業となります。 このことが、業者によって仕上がりにはっきりとした違いが現れてしまう理由になっています。

デントリペアの専門店はまだ多くありませんが、施工業者を選ぶにあたってのポイントとしては経験年数が10年以上であること、店舗を持っている施工業者であることに加え、施工業者と話をしたときに誠実でプライドを持っていると感じられることが挙げられます。 施工に取りかかると一発勝負であり、直るか直らないかは施工する人の腕次第というところもあります。

そのため施工業者選びはとても重要であり、慎重に行わなければなりません。 少し時間と手間はかかりますが、施工業者とじっくり打ち合わせて納得したいところです。

日本にデントリペアの技術が伝わったのは1995年前後であり、国内でも数社のデントリペアスクールが誕生しました。 その後、自動車関連のイベントショーでブースを構えながら各所でデモンストレーションが行われるようになり、雑誌などでも紹介されてショップも多く開業されるようになりました。

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