著名な成功者も実践!ビジネスパーソンや経営者が禅をすることで得られる5個のこと

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禅とビジネスは無関係に思えますが、実はスティーブ・ジョブズなど世界的な成功者の中には禅を取り入れている人もおり、ビジネスの世界にも少なからず影響を与えています。ビジネスパーソンや経営者が禅から得られる5個のことをまとめましたので、禅に興味がある方はぜひお読みください。

禅を取り入れるということ

禅はお寺で僧侶が行っているというイメージをお持ちの方は多いと思いますが、世界的な成功者も禅を取り入れています。

Appleの創始者であるスティーブ・ジョブズ、バスケットボールの監督として最多の11度のリーグ優勝経験を持つフィル・ジャクソン、パナソニックの創業者である松下幸之助、京セラの創始者である稲盛和夫など、世界的に有名な成功者が禅を実践しています。

プロ野球選手のイチローは毎日決まった時間に座禅を行っているそうです。フィル・ジャクソンは「禅マスター」と称されるほどで、選手にも実践させていたという話もあります。

ビジネスパーソン(経営者)が禅から得られる5個のこと

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ひとつのことに集中できる状態になる

禅は呼吸することだけに集中することで心を無の状態にします。人はさまざまな雑念にとらわれて集中力を欠いてしまいますが、「無」と呼ばれる状態になれば目の前のことに集中しやすくなります。極限まで集中力が高まった状態をスポーツの世界では「ゾーン」と呼ばれることがありますが、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

意図的に「ゾーン」に入れるようになれば、目の前の仕事を通常よりも高い集中力で取り組めます。不安や恐れといった感情や雑念にとらわれず、今やるべきことを集中してやる。これはできるようでなかなかできないことです。

無駄なものを削ぎ落とせる

世の中にはものも情報もあふれています。そんな中で何が大事なのか、何が必要なのかを見極めるのは難しいことです。禅は無駄なものを削ぎ落とす、つまり洗練するという考え方があります。

スティーブ・ジョブズが世に送り出したAppleの製品は、どれもシンプルで無駄がありません。iPhoneやiPadにボタンを付け足そうと思えばいくらでも足せるでしょう。しかし、ジョブズは洗練されたデザインを追求し、シンプルなデザインのデバイスを生み出しました。

「Simple is best.」

この言葉は禅の考えに通ずるものがあります。

変化に対応できる姿勢を持てる

世の中の流れははやく、ビジネスの世界は変化し続けています。そうした変化に対応するには、自分自身も変化しなければなりません。しかし、これまで培った経験やプライドがあるので、新しいものや考えを受け入れるのは簡単なようでいて難しいものです。

禅を取り入れることより心に柔軟性が生まれ、世の中の変化に合わせられるようになります。水が常に流れて変化し続けるように、人も同じように変化し続けることが大切です。現状を受け入れ、どう変化するべきかを考えてみましょう。

好き嫌いで判断しなくなる

他人を見る時、どうしても先入観や色眼鏡で見てしまうことがあります。好き嫌いで判断するのは人間らしいとも言えますが、ビジネスの世界は好き嫌いで考えては正しい判断が下せません。それは真実に目を背けていることと同じで、せっかくのビジネスチャンスを好き嫌いのせいで逃してしまうことになります。

禅には「悟無好悪(さとれば、こうおなし)」という言葉があります。これは「悟りを得れば好き嫌いもなくなる」という意味です。

これをビジネスに当てはめると、好き嫌いや先入観で相手を判断しないようになれば、相手の本質を見る力がつきます。正しい判断をするために、好き嫌いで相手の本質を決めつけないようにしましょう。

苦しい状況にあっても諦めずに前に進む力

禅には「真玉泥中異(しんぎょくでいちゅうにいなり)」という言葉があります。これは「(あなたが)本物の宝石であるならば、泥の中にいようとも輝きは失われない」という意味です。

厳しいビジネスの世界で苦境に立たされて諦めたくなることもあるでしょう。理不尽なことに見舞われて腐ってしまいたくなることもあるかもしれません。でもそんな苦しい状況にあっても、諦めずに前に進む意志を持ち続けることで活路は開かれます。それは自分を信じることに他なりません。

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