生徒とどう付き合うか?

学習塾を経営すると、いわゆる顧客に当たるのが「生徒」になりますよね。 生徒といっても、対象とする生徒の学年により、幼児園児から高校生、浪人生まで幅広いですが、顧客であるという事に変わりはありません。 しかしながら、生徒は子供と言えば、「子供」、その付き合い方は実はとても難しく、悩みを抱えているオーナーさんもいらっしゃいます。

そこで、生徒との付き合い方について説明したいと思います。

(1) 生徒は顧客  繰り返しになりますが、生徒は顧客であるという事は基本です。 学習塾はサービス業と言えますので、いくら相手が子供といえども、顧客として 扱う事は基本となります。当然、失礼があってはいけませんし、暴言等は、言語道断です。  相手が子供だからと言って、そのような態度を取ることがないよう気を付けましょう。

(2) 生徒と向き合う  生徒は顧客ですが、子供であるがゆえに間違いを起こしますし、生徒も一人の人間ですので、様々な問題を抱えている事もあります。 そういった場合、塾の先生はどこまで介入すべきか?というのが一番難しい問題のようです。 子供の躾や教育の責任は一義的には親にあるのですが、やはり、周りの大人にもある程度の責任はあると思います。 特に、塾の先生は、生徒にとっては親や学校の先生に続く身近な大人になりますので、塾の先生の影響は意外に大きかったりします。 生徒が悩んでいる場合、何か過ちを犯している場合には、大人として生徒と向き合うべきではないでしょうか。 塾では指導を通して、子供の成長を見守るという責任があると思います。 親も、塾に躾や生活指導全般を期待している人も少なくはありません。 どこまでやるのかという線引き、程度問題が難しいのですが、生徒の状況を見つつ、臨機応変に対応する事が求められます。 これらは、塾のコンセプト、方針によるところが大きいと思います。 最近は、生徒を取り巻く環境全般についての指導をカリキュラムに組み込んでいる塾もあります。 保護者とのコミュニケーションを取りつつ、踏み込み具合を見極めるというのが現実的なところのようです。

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