完璧主義の人が陥りやすい5つのマイナスへの影響

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完璧主義はプラスに働く場合もあれば、マイナスに働く場合もあります。 本記事では完璧主義の人が陥りやすい5つのマイナスへの影響に注目してみました。 完璧主義であることは自分に、そして周りにどういう影響を与えるのか? 完璧主義の自覚がある方は、少し立ち止まって自分を客観的に見つめ直してみてください。

完璧主義は周りにも影響を及ぼす

完璧主義の人がいると、周りの人はミスをしてはいけないという意識が働きます。 良い緊張感を持たせるという役割ならばプラスになりますが、自分が完璧主義だからといって周りにも完璧を強要するのはよくありません。

自分の目指す完璧と相手が考える完璧は違うものですし、必要以上に完璧であることにこだわると仕事に支障が出てしまう場合もあります。 自分の完璧主義が周りにどう影響を及ぼしているかということを考えてみてください。

完璧主義の人が陥りやすい5つのマイナスの影響

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仕事が遅くなる

完璧主義の人は細かい部分までこだわるあまり、仕事が遅くなりがちです。 そこまで徹底しなくてもいいことでも気になってしまうので、必要以上にひとつひとつの仕事に時間をかけてしまいます。

それで業務に差し支えがないなら構わないですが、自分の仕事の遅れが周りの人の仕事に影響するなら考えものです。 自分が完璧にしないと気が済まないというだけなら、それはエゴでしかありません。 どうしても完璧に仕事をしたい人は、一人で自由に仕事ができる個人事業主やフリーランスになった方がいいかもしれません。

充足感を得られず心が疲弊する

充足感を得ることは次の行動への動力になります。 しかし、完璧主義の人は完璧でなければ充足感を得られないため、少しでも理想とする状況に達していないとネガティブな感情に陥ります。 充足感を得られないまま仕事を続けていると心がどんどん疲弊し、次に進む力がすり減ってしまいます。

全然できていないのにできた気になるのも問題ですが、完璧にこだわりすぎるのもよくありません。 もちろん完璧に近い方がいいのですし、高みを目指すなら完璧を求めるのも悪くはないですが、充足感がないと心が疲れてしまいます。

必要以上に自分を追い込んでしまう

完璧主義の人は必要以上に自分を追い込んでしまいます。 ストイックと表現することもありますが、完璧を求めすぎて体を壊してしまってはダメです。 あまり自分を追い込むと体力的にも精神的にも持たなくなります。

自分に甘すぎるのも問題ですが、適度に自分をいたわらないと心が折れてしまいます。 人の心というのはそんなに強くないものなので、あまり自分を追い込まないであげてください。

対人関係でトラブルになりやすい

完璧主義の人が相手にも完璧を求めると、対人関係でトラブルに発展しやすいです。 相手にも相手の考えがありますし、合格点も人によって違います。 自分が理想とする完璧のラインを相手にも押し付けてしまうのは単なるエゴで、相手にとってストレスになります。

人によってスキルや経験に差があるので、自分が完璧にできるからといって相手を「こんなこともできないのか」とバカにするのはよくありません。 自分の中だけで完璧を求めるのならまだしも、人に自分の価値観を押し付けてないようにしましょう。

仕事効率が悪くなる

完璧主義の人は何事にも全力で取り組むので、力の配分が苦手です。 力を抜いた方がうまくいくこともありますし、余計な力が入っていると非効率になってしまうこともあります。 常に全力だと疲れてしまい、いざという時に力を発揮できないことも起こってきます。 全力を注ぐべきところと力を抜くところの加減ができないと、非効率な働き方になってしまいます。

起業は最初から完璧を目指してはいけない

起業で完璧を求めるのはよくありません。 最初から完璧を求めてしまうと、途中で挫折してしまいます。 事業は継続した先にこそ利益がついてくるものであって、最初は思うようにいかないのが当たり前です。

どれだけ完璧な事業計画を立てても、実際に起業してみると思いもしなかったトラブルや想定外の出来事が起こります。 事業計画書通りに完璧にことが運ぶなんていうのはほぼありえないのです。 状況に合わせて柔軟に対処するのが起業のあり方で、完璧に囚われると先へ進めなくなります。

おわりに

完璧主義が絶対的に悪いというわけではなく、マイナスの影響にも目を向けておくべきだということを理解していただければと思います。 特に起業においては柔軟な対応力が求められるので、完璧にこだわると事業が持続できなくなります。 あまり完璧にこだわり過ぎず、状況に応じて力加減をする方が自分のためにも周りのためにもなります。

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